パソコンの差し込み口の呼び方
パソコンには、周辺機器などを接続するために、色んな種類の差し込み口が付いています。「差し込み口」の総称として、以下のような呼び方があります。
- 端子(たんし)
- コネクタ
- ポート
- インターフェース
それぞれどんな意味や違いがあるのか、ちょっと調べてみました。
端子とは
英語で書くと「terminal」。「接続端子」とも呼ばれ、電子信号の受け渡しをする差込口の総称や、差込口の形状のことです。
コネクタとは
英語で書くと「connecter」。コネクタには電子信号を「ワンタッチで」やりとりするという意味があります。だからざっくり言うと、「端子」というカテゴリの一つに「コネクタ」があるということです。
ポートとは
英語で書くと「port」。機器との「接続口」のことです。
インターフェースとは
英語で書くと「interface」。「境界面」「接点」など「異なる種類のものを結びつける」という意味があります。
というわけで、それぞれ微妙に意味が異なるようですが、しっかり使い分けなくてもOKです。
例えば、よく聞く「USB」は、「USB」とだけ言う時もあれば、「USB端子」「USBコネクタ」「USBポート」「USBインターフェース」などと言う時もあるという感じです。
インターフェースの「仕様」の例
以下は、あるパソコンメーカーのホームページに掲載されている、ある機種の「インターフェース」の「仕様」です。
LANコネクター(RJ-45)、外部ディスプレイコネクター(アナログRGB ミニDsub 15ピン)、HDMI出力端子(4K60p出力対応)
パソコンを購入する前に
- 【N社】外部インターフェイス
- 【F社】拡張I/F
- 【V社】主な入出力
各社バラバラで、一番多いのは「インターフェース」でした。
色々なインターフェースとケーブル
USB
USB(ユー・エス・ビー)と読みます。色々な周辺機器をつなげる時に使う、お馴染みの端子です。
ケーブルの方はこんな感じです。USBについては次回詳しく説明します。
HDMI
HDMI(エイチ・ディー・エム・アイ)と読みます。
パソコンのHDMI端子とテレビをHDMIケーブルでつなげば、映像と音声をまとめてケーブル1本でデジタル信号で送ることができます。他、プロジェクターでもよく使われている端子です。
左がHDMIケーブル。右は、赤、白、黄色が1本になったケーブルを見たことがあるかと思いますが、RCAケーブルです。「白」と「赤」が音声、「黄色」が映像に分かれていて、アナログ信号で送る仕組みになっています。
LAN
LAN(ラン)と読みます。最近は無線LANが主流で、有線でインターネットに接続することも少なくなったように思います。ご家庭にデスクトップパソコンがあれば、デスクトップは有線でLANポートとルーターを接続し、ノートパソコンは無線というパターンはあるかと思います。
ちなみに、ノートパソコンの中には「無線LANカード」というものが入っているおかげで、無線でインターネットに接続できる仕組みになっています。
LANケーブルはこんな感じです。爪があるので、接続する時に「カチッ」と音がします。
他にもインターフェースはまだまだありますが、比較的よく使うものだけご紹介しました。
次回はUSBについて、少し掘り下げていきます。
今日のおさらい
- パソコンの差し込み口の呼び方には「端子」「コネクタ」「ポート」「インターフェース」がある
- パソコンを購入する際は「仕様」をしっかりチェックし、意味を確認する
- HDMIはケーブル1本で映像と音声をデジタル信号で送ることができる