
2025年5月11日
これまで3回フジロックに参加した経験をもとに、全体的に加筆修正しました
フジロックにはじめて参加すると決めたのはいいけど、なにを持っていけばいいのか分からなくて、悩んでいませんか?
自然の中で一日を過ごすフジロックでは、会場に持ち込むものは必要最低限にするのがおすすめ。なるべく身軽な方が体力を温存できるからです。
40〜50代の女性は、少しずつ体力の衰えを感じはじめる頃。
まさにわたしがそうです。仕事のほとんどがリモートワークのため、意識して体を動かさないと、体力ってすぐ落ちてしまいますよね...
この記事では、これまでの経験をもとに、会場に持ち込む必須アイテムと、あると安心・便利なアイテムをまとめてみました。誰かの役にたてば嬉しいなあと思いつつ、自分が準備するときのチェックリストも兼ねてます。
とくに、雨対策についてはしっかり書いています。2019年の2日目は滝に打たれるような雨で、フジの過酷さを味わったからです。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
フジロックに参加した年
- 2019年:友人達とはじめて参加(前夜祭、金、土曜の3日間)
- 2023年:中学生の息子と4年ぶりに参加(土曜の1日のみ)
- 2024年:高校生になった息子と参加(土・日曜の2日間 / 息子は日曜のみ)
必須アイテム
まず、必須アイテムです。
サコッシュやウエストポーチなどの小さなバッグに入れて、常に携帯するものをまとめました。

チケットは、購入時の受取方法で「配送」を選んだ人は、リストバンドを忘れずに。
ICカード / 電子マネーは、事前にチャージしておきましょう。2023年は、飲食店では完全キャッシュレス決済となっていました。
財布は小さくて薄いものがおすすめ。現金はある程度入れておきましょう。キャッシュレス決済がトラブルで一時的に使えない...なんてときに備えるためです。
2024年5月2日追記
2023年はキャッシュレス決済が一時的に使えない、時間がかかるなどのトラブルが発生しました。やっぱり現金は必要です...!
わたしはカリマーのこのタイプを使っていて、外側のポケットに交通系ICカードを入れています。
小銭も必要です。コインロッカー(現金のみ:400〜500円)を利用するときなどに使います。コインロッカーは場外エリアの売店「Nプラトー」にあります。小銭がない場合はスタッフの方が両替してくれますが、自分で用意しておくと安心です。
ちなみに、場外には荷物預かりもあります。1日1,000円(1個)で出し入れ可能です。出し入れしない荷物なら、ロッカーを利用する方が料金が安いです。
2019年の2日目の土曜日は、午後から、のんびり椅子に座っていられないほどの大雨でした。リュックもかさばるため、椅子とリュックはコインロッカーに入れて、荷物を必要最小限にして行動してました。
越後湯沢駅のコインロッカーは利用時間に注意
越後湯沢駅は、深夜0時から朝5時30分まで駅が閉鎖されるため、駅のロッカーもその時間は出し入れできないようです。たとえば、朝に駅着→そのまま会場へ→夜遅くに宿にチェックインする場合、泊まりの荷物は会場まで持っていく、クロークの利用をおすすめします。
スマホは言わずもがな。公式アプリは事前に入れておきましょう。
デルフォニックスのスマホバッグは超便利ですよ。このバッグが財布がわりになります。
スマホはもちろん、中央に小銭を入れられるファスナー付きの浅いポケットがあります。半分に折ったお札がピッタリ入る深さのポケットもあるし、クレジットカードなどを入れられるカードポケットもあるし、家の鍵を取り付けられるDカンまで付いています。さらに、リップクリームや小さなコンパクトくらいなら入れておけます。
重たいものを入れてないので、ずっと斜めがけしていてもそれほど肩に負担かかりません。
わたしは、クライミングロープのようなショルダーストラップコードに付け替えて使っています。このコードはスマホバッグ専用ではないんですが、同じくデルフォニックスでかわいいんです。
デルフォニックスのスマホバッグについては、以下の記事でも紹介しています。
モバイルバッテリーは必ず用意しましょう。スマホのバッテリーの減りがはやいからです。
同行者と会場内で連絡しあったり、写真撮ったり、SNSにアップしたり、公式アプリでタイムテーブルやエリアマップを確認したり。スマホはけっこう使います。
モバイルバッテリーは、スマホを約2回充電できる10000mAhくらいが安心だと思います。Ankerのはおすすめです。
会場内に充電スポットはなさそうです。(主催者側では用意されず、出店店舗のサービスとして提供される場合はあるとのこと)
日焼け止めは、UVカット効果のあるリップクリームも忘れずに。
常備薬は、風邪薬、頭痛薬、胃腸薬など、いつも飲んでいる薬があると安心です。
ばんそうこうは靴ずれしたときのために。虫さされ薬、虫除けなどもあれば。
保険証は万が一のときに。使うことがないようにしたいですけどね...
ゴミ袋は、大中小とサイズ違いを持っておくと便利かも。ゴミ箱が近くにないときや、雨が降ってきたら荷物を入れたり。45Lのゴミ袋なら、簡易的なレジャーシートとしても使えます。
タオルや手ぬぐいは、基本、首からさげたり巻いたり。汗拭きと首の日焼け防止に。
タオルは、薄くてかさばらないMOKUシリーズがお気に入り。
Lサイズ(一般的なバスタオルと同じ60×120㎝)なら、ストールみたいに使えます。
ティッシュは水に流せるタイプを。万が一、トイレットペーパーがなかったときのために。とはいえ、トイレットペーパーがなくて困ったという経験はないです。
また、2024年には洋式がずいぶん増えて、清掃してくださるスタッフを増やされたのか、匂いや床の汚れもほとんど気になりませんでした。すごい改善されてて嬉しい。
雨対策!必須アイテム
雨対策は必須。天気予報はあまり当てにならないため、雨は降ると思って準備しておくと安心です。
リュックや斜めがけバッグなどに入れて、会場内を持ち歩くイメージです。
当日、まったく雨の心配がなさそうなら、荷物預かりかロッカーに入れたらよいかと思います。
2019年にこんなのを経験していたら、備えあれば憂いなしです...
以下の記事で当時の大雨のこと、読めます。

アウターは、アウトドア用の高機能なものがやっぱりいいです。防水性、透湿性、防風性に優れたゴアテックスのジャケットなど。しっかりしたレインポンチョを持っていくなら、撥水加工のジャケットでもいいかも?ですね。
ジャケットは雨対策だけでなく、夜に冷えてきたら着用します。

レインポンチョも持っていきます。リュックを背負っていても上からガバっと着れて便利だから。
雨が降って蒸し暑いときは、ジャケットよりもポンチョの方が暑さがマシだと思います。
KiU(キウ)のレインポンチョはおすすめです。2025年春夏コレクションより大幅リニューアルされたみたいですね。
2025年新作ポンチョの徹底比較 – KiU公式オンラインショップ
防水性、デザイン性にこだわったKiUの レインポンチョが 雨の日を快適で、楽しい日に KiUの2025新作ポンチョの特徴 止水ファスナー 雨の侵入を許さない、細部へのこだわり。生地だけでなく、ファスナー部分からの水の侵入も徹底的に防ぎます。 シームテープ 縫い目か…
高い防水性能のあるスタンダードレインポンチョがよさそうです。ちなみに、KiUはフジロック'25 のオフィシャルサポーターです。
ただ、ポンチョは脱いだあと畳みにくいのが難点。降ったり止んだりのときは、いちいち畳むのが面倒でした。
そのため、ジャケットとポンチョは状況に応じて使い分けるとよいかも。
2019年の豪雨のときは、ポンチョとゴアテックスのジャケットを重ねて耐えてました...
長靴は、当日に履く靴によって、持っていくかどうかを決めるとよさそう。
スニーカーやサンダルで歩き回るなら、コンパクトに折りたためる長靴があると安心です。
防水性のあるスニーカーやトレッキングシューズを履くなら、長靴はなくてもいいかも。いや、でも長時間の大雨になると、やっぱり長靴が最強です...
ちなみに、晴れていても、長靴を履いている人は見かけます。
わたしの友人も、雨が降っていないときは、野鳥の会のレインブーツを足首の方までクシュッと下げて履いていました。
KiUにも、パッカブルレインブーツという、折りたためるタイプあります。
2023年と2024年のとき、一緒に行った息子は、ミツウマのパッカブルレインブーツを持っていきました。が、長靴を履く機会がなくて、ちょっと残念でした....
タオルや手ぬぐいは、雨で濡れたものを拭いたりするのに、予備で入れておくと安心。
ジッパー付き保存袋は、スマホやモバイルバッテリーなど、絶対濡らしたくないものを入れます。
あると安心・便利なアイテム
次は、あると安心・便利なものをまとめてみました。リュックや斜めがけバッグなどに入れて、会場内を持ち歩くイメージで。
サングラスは、紫外線カットの性能があるレンズのものを。
大判のストールや薄手のバスタオルがあるといいかも
椅子は、2023年と2024年どちらもコンパクトな折りたたみチェアを持っていきました。パッと広げてすぐ座れるから便利です。
とくに、ヘッドライナーが終わって、シャトルバス乗り場で列に並ぶとき。疲れてクタクタなのに立ちっぱなしはツライんです。。小さい椅子があれば、座って待ちつつ、列が少し進んだら歩き、止まったらまたしばらく座って....ができますよ。
でも、3日通しで参加するなら、ある程度座り心地のいいものが欲しくなると思います。
ヘリノックスのかわりにシットパックのCampster 2とか、デザインかっこいいし人気ありそう。
ご注意
というわけで、ステージ間の移動が多くなりそうなら、コンパクトで持ち運びしやすいもの、観たいアーティストがほぼメインステージであまり移動しないのなら、ゆったり座れるものでどうでしょう。また、参加する日数もあわせて考えてみてください。
持っていった椅子はこちらです。息子は背もたれなし、わたしは背もたれありです。


ほかにも、LOGOS製のチェアをいくつか紹介します!
小型のキュービックチェアも良さそう。
コミック「PEANUTS」誕生75周年を記念したアイテムだそうです。コレかわいい!
くわしくは、LOGOSの公式サイト特集企画のページをチェックしてみてください。
PEANUTS 75 YEARS アニバーサリーデザイン│特集企画│ロゴス:LOGOS
特集企画 【PEANUTS 75 YEARS アニバーサリーデザイン】 をご紹介しています。
レジャーシートは、人数に適したサイズのものを。利用人数に見合わない大きなサイズの敷物は禁止となっています。
Tシャツなどの着替えは、汗や雨で濡れたときに。
個包装のお菓子、シリアルバーなど、かさばらない食べ物があると安心。手軽に空腹を満たせるからです。
フードエリアがどこも長蛇の列で並びたくないときや、タイムテーブル的にのんびり食べる時間が取れないときに。
あんこは疲れた体と心をほっこりさせてくれるから、一口まんじゅうとかもおすすめです。
また、梅干しは熱中症対策と疲労回復にいい。ほか、塩飴、キャラメル、グミなど。
汗拭きシートは、メイクの上から使えるタイプとか全身用とか、いろいろありますよね。拭くとサッパリ、爽快感が得られます。少しでも荷物を減らすため、使いそうな分だけジッパーバッグに入れて持っていくとよいかも。
シートで拭いたあとに軽くメイク直しをしたいなら、必要なものを持っていきましょう。

水筒は、マイボトルを持参すれば無料で利用できる給水スポットがあるからです。
2024年は、サーモスさんが給水スポットを設置してくれました。
サーモス株式会社のプレスリリース(2024年7月12日 10時10分)「FUJI ROCK FESTIVAL'24」に協賛!マイボトル持参で誰でも利用可能な「給水スポット」を設置
水筒をそろそろ買い替えたくて検討中です。フタが取れるタイプだとうっかり落としそうだし、片手で開けられるのが良さそう。
サーモスの真空断熱ケータイマグ 350mlは、高さ17cm。腰からぶら下げてもジャマにならないサイズです。
個人的には350ml〜400mlくらいが使いやすいかなと思っています。飲料を入れたときも重すぎないから、持ち運びしやすいです。
会場で500mlのペットボトルのお茶を買ったときも、まず水筒に入れます。ペットボトルに残った分から先に飲みます。
象印のなら、ワンタッチマグがよさそう。360mlは高さが17.5cmです。
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
【シームレスせん】象印マホービン 水筒 360ml ワンタッチマグ 軽量&コンパクト お手入れカンタン 保温・保冷 マットホワイト SM-WS36-WM
SM-WS36-WM
しかも、紹介した水筒はどちらもスポーツドリンクOK!ポカリスエットを入れられます。ポカリスエットはオフィシャルサポーターなので、会場で購入できます。
2019年は象印さんの給茶スポットがありましたよ。

炭酸水やビールを入れられるタイガーの真空断熱炭酸ボトルも気になります。

ボトルホルダーは、カラビナを使って水筒をぶら下げるのに便利。
カラビナは、レインポンチョに付属の収納袋に入れて、その袋をぶら下げたいときにも使えます。雨が降ったり止んだりのときって、リュックから出し入れするのが面倒なので。
懐中電灯やヘッドライトは、夜、会場内を移動するときにあると安心です。ステージから離れると暗いところ、けっこうあります。年を重ねるごとに、夜の見えづらさを感じてます...
LEDネックライトは首からさげて両手があくので、いいですよ。
エコバッグは、物販でTシャツとかたくさん購入したときや、荷物を分けたいときとか。
雨対策!あると安心・便利なアイテム

長時間の雨や大雨の場合は、必須アイテムにプラスして、以下があると安心です。
大雨のときは、ジャケットだと腰から下、ポンチョでも膝上から下が濡れます。2019年のときは、モンベルのレインパンツを持っていってて正解でした。
ビニール製のレインコートは、最終手段用に。
2019年のときは、防水ジャケットが、長年の使用によりシームテープ(縫い目を覆うテープ)が少し剥がれていたので、長時間の雨に耐えきれず、水が染みてきました。小さな穴が空いていたのかもしれないです。
慌てて会場外の販売店でビニール製のレインコートを購入し、そのレインコートを着て、上からポンチョを重ねることで、大雨に耐えました。
防水ハットは、小雨のときはハットだけで過ごせるから。
フードを被ると、周囲の音が聞こえづらくなるため、隣にいる人とのお喋りがちょっとしにくいです。また、フードによって左右の視野が狭くなります。
強く降ってきたらハットの上からフードを被せたらOK。ハットにつばがある分、聞こえづらさや視界がマシになります。顔も濡れにくかったです。
スマホ防水ケースは、大雨でもスマホを取り出して操作したいときに。
まとめ
以上、40-50代の女性向けに、はじめてフジロックに参加するときの持ち物と雨対策をいろいろ紹介しました。
最後に、必須アイテムと、あると安心・便利なアイテムをもう一度のせておきます。ご自身に合わせてアレンジしてみてください。
FUJI ROCK FESTIVAL’25 の準備するときに少しでも参考になれば嬉しいです!
服装や靴、バッグについては、以下の記事をぜひご覧ください。
こちらは、FUJI ROCK FESTIVAL'24 公式サイトに掲載されていた記事です。ぜひ読んでみてください。
なお、はじめてフジロックに行ってみようかな?という方は、フジロックの公式特設サイトをぜひご覧ください。
【公式サイト】Start Your FUJI ROCK!|意外と気楽なフジロック。
フジロックの公式特設サイト。フジロックに行ってみたい!と思っている皆さんに向けて、フジロックにもっと参加しやすくなるため、お得なチケット情報や便利な交通手段など、もっと気楽に楽しめる情報をお届けします。