フジロックにはじめて参加するとき、なにを持っていけばいいのか分からなくて、悩んでいませんか?
自然の中で一日を過ごすフジロックでは、会場に持ち込むものは必要最低限にするのがおすすめ。
なるべく身軽な方が体力を温存できるからです。
40〜50代の女性は、少しずつ体力の衰えを感じはじめる頃。
まさにわたしがそうで、仕事のほとんどがリモートワークになったため、体力はさらに落ちたなぁと実感しています。
わたしがはじめてフジロックに参加したのは2019年です。前夜祭から2日目まで計3日間参加しました。以降は参加しておらず、2023年、久しぶりに1日だけ中学生の息子と一緒に参加しました。
この記事では、これまでの経験をもとに、会場に持ち込む必須アイテムと、あると安心・便利なアイテムをまとめてみました。
誰かの役にたてば嬉しいなあと思いつつ、自分が準備するときのチェックリストも兼ねて。
とくに、雨対策についてはしっかり書きました。2019年の2日目は滝に打たれるような雨で、フジの過酷さを味わったからです。ぜひ参考にしてください。
必須アイテム
まず、必須アイテムです。
サコッシュやウエストポーチなどの小さなバッグに入れて、常に携帯するものをまとめました。
チケットは、購入時の受取方法で「配送」を選んだ人は、リストバンドを忘れずに。
ICカード / 電子マネーは、事前にチャージしておきましょう。2023年は、飲食店では完全キャッシュレス決済となっていました。
財布は小さくて薄いものがおすすめ。現金はある程度入れておきましょう。キャッシュレス決済がトラブルで一時的に使えない...なんてときに備えるためです。
2024年5月2日追記
案の定、2023年はキャッシュレス決済が一時的に使えない、時間がかかるなどのトラブルが発生していました。やっぱり現金は必要です...!
わたしはカリマーのこのタイプを使っていて、外側のポケットに交通系ICカードを入れています。
小銭も用意しておくとよいかも。場外エリアの売店「Nプラトー」にあるコインロッカーは、たしか現金のみでした。
出し入れしない荷物はロッカーを利用する手も。荷物預かりよりも、ロッカーの方が料金が安いからです。
2024年5月2日追記
場外エリアの売店にあるコインロッカーにはスタッフがいて、小銭に両替してくれました。
ちなみに、荷物預かりは1日1,000円(1個)で出し入れできるようです。場所は場外だったようです。
2019年の2日目は、のんびりチェアに座っていられないほどの大雨で、リュックもかさばるため、途中でチェアとリュックはコインロッカーに入れて行動しました。
越後湯沢駅のコインロッカーは利用時間に注意
越後湯沢駅は、深夜0時から朝5時30分まで駅が閉鎖されるため、駅のロッカーもその時間は出し入れできないようです。たとえば、朝に駅着→そのまま会場へ→夜遅くに宿にチェックインする場合、泊まりの荷物は会場まで持っていく、クロークを利用した方が安心かもしれません。
スマホは言わずもがな。公式アプリは事前に入れておきましょう。
モバイルバッテリーは必ず用意しましょう。スマホのバッテリーの減りがはやいからです。
同行者と会場内で連絡しあったり、写真撮ったり、SNSにアップしたり、公式アプリでタイムテーブルやエリアマップを確認したり。スマホはけっこう使います。
モバイルバッテリーはANKERの5000mAhのを愛用していますが、10000mAhくらいあるほうが安心かもですね。
会場内には主催側で用意する充電スポットはないようです。(出店店舗のサービスとして提供される場合があります。)
なお、シャトルバスの待ち状況や会場内の混雑状況などは、X(旧Twitter)でチェックするとよいですよ。
日焼け止めは、UVカット効果のあるリップクリームも忘れずに。
常備薬は、風邪薬、頭痛薬、胃腸薬など、いつも飲んでいる薬があると安心です。
ばんそうこうは靴ずれしたときのために。虫さされ薬、虫除けなどもあれば。
保険証は万が一のときに。使うことがないようにしたいですけどね。
ゴミ袋は、大中小とサイズ違いを持っておくと便利かも。ゴミ箱が近くにないときや、雨が降ってきたら荷物を入れたり。45Lのゴミ袋なら、簡易的なレジャーシートとしても使えます。
タオルや手ぬぐいは、基本、首からさげたり巻いたり。汗拭きと首の日焼け防止に。
タオルは、薄くてかさばらないMOKUシリーズがお気に入り。バスタオルならストールみたいに使えます。
ティッシュは、水に流せるタイプを。トイレットペーパーがなかったときのために。
雨対策!必須アイテム
雨対策は必須。天気予報は当てにならないため、雨は降ると思って準備しておくと安心です。
リュックや斜めがけバッグなどに入れて、会場内を持ち歩くイメージです。
当日、まったく雨の心配がなさそうなら、荷物預かりかロッカーに入れたらよいかと。
2019年にこんなのを経験していたら、備えあれば憂いなし、です。
以下の記事で当時の大雨のこと、読めます。
アウターは、アウトドア用の高機能なものがやっぱりいいです。防水性、透湿性、防風性に優れたゴアテックスのジャケットなど。
雨が降っていなくても、夜に冷えてきたら着用します。
レインポンチョも持っていきます。リュックを背負っていても上からガバっと着れて便利だから。
雨が降って蒸し暑いときは、ジャケットよりもポンチョの方がまだ暑さがマシでした。
ただ、ポンチョは脱いだあと畳みにくいのが難点。降ったり止んだりのときは、いちいち畳むのが面倒でした。
そのため、ジャケットとポンチョは状況に応じて使い分けるとよいかも。
ちなみに、2019年の豪雨のときは、ポンチョの上からゴアテックスのジャケットを重ねて着用しました。
長靴は、当日に履く靴によって、持っていくかどうかを決めるとよさそうです。
スニーカーやサンダルで歩き回るなら、コンパクトに折りたためる長靴を持参しておくと安心です。
防水性のあるスニーカーやトレッキングシューズを履くなら、長靴は持っていかなくても。
でも、長時間の大雨にはやっぱり長靴が最強!
また、晴れていても、会場内で長靴を履いている人はふつうに見かけました。
友人は、雨が降っていないときは、野鳥の会のレインブーツを足首の方までクシュッと下げて履いていましたよ。
タオルや手ぬぐいは、雨で濡れたものを拭いたりするのに、予備で入れておくと安心。
ジッパー付き保存袋は、スマホやモバイルバッテリーなど、絶対濡らしたくないものを入れます。
あると安心・便利なアイテム
次は、あると安心・便利なものをまとめてみました。リュックや斜めがけバッグなどに入れて、会場内を持ち歩くイメージで。
サングラスは、紫外線カットの性能があるレンズのものを。サングラスについては、以下の記事で紹介しています。
大判のストールや薄手のバスタオルがあるといいかも
2023年の2日目は、雨が全然降らなくて、とても暑く、日差しがきつかったです。。
上半身をすっぽり覆って少しでも日差しを遮れるよう、薄手の大判ストールなどがあるとよいかも。たまたま持っていってたフード付きのストールが大活躍!てぬぐい素材なので、汗も拭きやすいです。
実は、これサマソニの暑さ対策用に買ったんですが、フジロックにもいちおう持って行くか....という感じでした。持っていって正解でした。
ちなみに、息子は薄手のバスタオルを頭にかけて、その上からキャップを被ってました。
チェアについては、今回は1日のみ参加のため、コンパクトな折りたたみチェアを持ち込みます。
連日参加するなら、ある程度座り心地のいいものが欲しくなりそう....
椅子は、ステージ間をあちこち移動するのか、タイムテーブル的にそれほど移動しなさそうなのかによって、どうするか決めても。
わたしは、自分と息子用に、背もたれ有りと無しでこちらを買いました!
なお、ヘリノックスのような組立式アウトドアチェアは、会場内持ち込み禁止となっています。
折り畳まずに持ち運んで脚の先端が他の来場者にぶつかる、片付けずに放置するなど、いろいろ問題があったようですね...
2019年のときはまだ持ち込みOKだったので、ヘリノックスのチェアツーを持っていきました。ハイバックタイプで快適やったなぁ。
レジャーシートは、人数に適したサイズのものを。利用人数に見合わない大きなサイズの敷物は禁止となっています。
Tシャツなどの着替えは、汗や雨で濡れたときに。
個包装のお菓子、シリアルバーなど、かさばらない食べ物があると安心。手軽に空腹を満たせるからです。
フードエリアがどこも長蛇の列で並びたくないときや、タイムテーブル的にのんびり食べる時間が取れないときに。
あんこは疲れた体と心をほっこりさせてくれるから、一口まんじゅうとかもおすすめです。
また、梅干しは熱中症対策と疲労回復にいい。ほか、塩飴、キャラメル、グミなどなど。
汗拭きシートは、メイクの上から使えるタイプとか全身用とか、いろいろありますよね。
拭くとサッパリ、爽快感が得られます。
10枚入りでも持ち歩くには多すぎるから、使いそうな分だけジッパーバッグに入れて持っていくとよいかも。
シートで拭いたあとに軽くメイク直しをしたいなら、必要なものを持っていきましょう。
水筒は、マイボトルを持参すれば無料で利用できる給水スポットがあるからです。
2023年は、サーモスさんが給水スポットを設置してくれるみたいです。
「FUJI ROCK FESTIVAL‘23」に協賛決定!コラボレーションボトルを発売、マイボトル持参で誰でも利用可能な「給水スポット」を設置 | サーモス株式会社のプレスリリース
サーモス株式会社のプレスリリース(2023年6月26日 10時00分)「FUJI ROCK FESTIVAL‘23」に協賛決定!コラボレーションボトルを発売、マイボトル持参で誰でも利用可能な「給水スポット」を設置
2019年は象印さんの給茶スポットがありました。
ボトルホルダーは、カラビナを使って水筒をぶら下げるのに便利。
カラビナは、ほかにもたとえば、レインポンチョに付属の収納袋に入れて、その袋をぶら下げたいときに。雨が降ったり止んだりのときは、リュックからいちいち出し入れするのが面倒なので。
懐中電灯やヘッドライトは、夜、会場内を移動するときにあると安心です。ステージから離れるとふつうに暗いから。
LEDネックライトだと、首からさげて使えるので両手があきます。
エコバッグは、物販でTシャツとかたくさん購入したときや、荷物を分けたいときとか。
雨対策!あると安心・便利なアイテム
長時間の雨や大雨の場合は、必須アイテムにプラスして、以下があると安心です。
大雨のときは、ジャケットだと腰から下、ポンチョでも膝上から下が濡れます。2019年のときは、モンベルのレインパンツを持っていってて正解でした。
ビニール製のレインコートは、最終手段用に。
2019年のときは、防水ジャケットが、長年の使用によりシームテープ(縫い目を覆うテープ)が少し剥がれていたので、長時間の雨に耐えきれず、水が染みてきました。小さな穴が空いていたのかもしれないです。
慌てて会場外の販売店でビニール製のレインコートを購入し、そのレインコートを着て、上からポンチョを重ねることで、大雨に耐えました。
防水ハットは、小雨のときはハットだけで過ごせるから。
フードを被ると、周囲の音が聞こえづらくなるため、隣にいる人とのお喋りがちょっとしにくいです。また、フードによって左右の視野が狭くなります。
強く降ってきたらハットの上からフードを被せたらOK。ハットにつばがある分、聞こえづらさや視界がマシになります。顔も濡れにくかったです。
スマホ防水ケースは、大雨でもスマホを取り出して操作したいときに。
まとめ
以上、40-50代の女性向けに、はじめてフジロックに参加するときの持ち物と雨対策をいろいろ紹介しました。
最後に、必須アイテムと、あると安心・便利なアイテムをもう一度のせておきます。ご自身に合わせてアレンジしてみてください。
FUJI ROCK FESTIVAL’23 、あっという間に当日を迎えそう。準備するときに少しでも参考になれば嬉しいです。
次回は、服装や靴、バッグについてです。以下よりぜひご覧ください!